🚨 心理的虐待・身体的虐待で行政処分|「グループホームイノベル井田」が3か月の一部効力停止
愛知県岡崎市は、 株式会社INNOVEL HEALTHCAREが運営する 「グループホームイノベル井田」について、 障害者総合支援法に基づく 指定の一部効力停止の行政処分を行いました。
岡崎市によると、従業者が利用者に対して威嚇的な発言を行ったことが 心理的虐待、 暴力行為が 身体的虐待 に当たると認定され、 人格尊重義務違反に該当すると判断されています。
処分期間中は、 新規利用者の受入停止と、 報酬支払額を通常の7割に制限 する措置が行われます。
※本記事について
本記事は岡崎市が公表した行政処分資料をもとに作成しています。
また、株式会社INNOVEL HEALTHCAREが公表した声明も参考資料として紹介しています。
事実関係は行政機関の公表資料に基づいて整理しています。
1 処分対象事業者の概要
| 法人名 | 株式会社INNOVEL HEALTHCARE |
|---|---|
| 代表者 | 代表取締役 石野 政道 |
| 事業所名 | グループホームイノベル井田 |
| 所在地 |
愛知県岡崎市井田町字四丁目130番地2 📍 Googleマップで確認 |
| サービス種別 | 共同生活援助(グループホーム) |
| 定員 | 29人 |
| 指定年月日 | 令和7年3月1日 |
| 処分庁 | 岡崎市 |
⚠️ 株式会社恵から事業承継された施設
グループホームイノベル井田は、 食材料費の過大徴収などで指定取消処分を受けた 株式会社恵から、 令和7年3月に事業承継された施設です。
岡崎市資料では、指定年月日は令和7年3月1日となっています。
事業承継から今回の行政処分までの経過は次のとおりです。
| 令和7年3月1日 | 株式会社恵から事業を承継 |
|---|---|
| 令和8年2月18日 | 従業者による虐待事件が発覚(逮捕) |
| 令和8年7月23日 | 岡崎市が行政処分を公表 |
- 事業承継から事件(逮捕)まで:約11か月半
- 事件(逮捕)から行政処分まで:約5か月
- 事業承継から行政処分まで:約1年4か月(約509日)
2 行政処分の内容
| 処分内容 | 指定の一部効力停止 |
|---|---|
| 停止内容 |
・新規利用者の受入停止(3か月) ・報酬支払額を通常の7割に制限(3か月) |
| 処分年月日 | 令和8年7月23日 |
| 効力発生期間 | 令和8年8月1日~令和8年10月31日 |
| 処分理由 | 人格尊重義務違反 |
| 根拠法令 | 障害者総合支援法第50条第1項第3号 |
違反内容|心理的虐待・身体的虐待による人格尊重義務違反
違反類型:心理的虐待、身体的虐待、人格尊重義務違反
| 心理的虐待 | 岡崎市によると、 従業者が利用者に対して 威嚇的な発言 を行い、 心理的虐待に該当すると認定されました。 |
|---|---|
| 身体的虐待 | 利用者に対する 暴力行為 が確認され、 身体的虐待に当たると認定されています。 |
| 行政の判断 | 岡崎市は、 これらの行為が 人格尊重義務違反 に該当すると判断し、 障害者総合支援法に基づく行政処分を行いました。 |
⚠️ 岡崎市は事業者へ改善指導も実施
行政処分にあわせ、 岡崎市は事業者に対し、 利用者や家族への説明、 職員への周知、 虐待の原因分析、 再発防止策の策定、 虐待防止研修や委員会の実施などを指導しています。
また、 利用者が継続してサービスを受けられるよう、 関係機関と連携し支援を行うとしています。
⚠️ 運営法人は公式声明を公表
運営法人である 株式会社INNOVEL HEALTHCARE は、 今回の行政処分について公式サイトで声明を公表しています。
行政処分の内容だけでなく、 法人側の説明も確認したい方は、 公式発表もあわせて確認することをおすすめします。
利用者への影響
⚠️ 利用者へのサービス継続を最優先に対応
岡崎市は、利用者が継続して障害福祉サービスを利用できるよう、 関係機関と連携して対応するとしています。
また、市内の障害福祉サービス事業者に対しても、 運営指導や集団指導を通じ、 虐待防止や適切な事業運営の徹底を図る方針を示しています。
今回の処分は指定取消ではないため、 事業所自体は運営を継続しますが、 処分期間中は新規利用者の受入停止と報酬制限が行われます。
株式会社恵から事業承継後、約1年4ヶ月で行政処分
グループホームイノベル井田は、 食材料費の過大徴収などで全国的に問題となり、 2024年に指定取消処分を受けた 株式会社恵 から事業を承継した施設です。
岡崎市資料では、 指定年月日は令和7年3月1日 となっており、 承継から約1年4ヶ月後に今回の行政処分が公表されました。
なお、 今回の行政処分理由は 株式会社恵時代の食材料費問題とは異なり、 従業者による虐待行為 が対象となっています。
当サイトでは、 株式会社恵に関する行政処分の経緯もまとめています。
身体的虐待はもちろん、 威嚇や怒鳴る、人格を否定する発言などの 心理的虐待 も重大な権利侵害です。
障害者グループホームでは、 利用者との距離が近く、 長期間にわたって生活を共にする支援が行われます。 そのため、 職員一人ひとりが虐待防止の知識を持つだけでなく、 組織全体で相談しやすい環境づくりが重要になります。
岡崎市は、 今回の処分とあわせて、 虐待の原因分析、 再発防止策、 職員研修、 虐待防止委員会の実施などを指導しています。
行政処分は処罰だけが目的ではありません。 利用者の安全を確保し、 同様の事案を繰り返さない体制づくりが求められています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 指定取消になったのですか?
A.
指定取消ではありません。
令和8年8月1日から10月31日までの3か月間、
指定の一部効力停止処分となっています。
Q2. どのような虐待が認定されたのですか?
A.
岡崎市は、
威嚇的な発言を心理的虐待、
暴力行為を身体的虐待と認定し、
人格尊重義務違反に該当すると判断しました。
Q3. 利用者はどうなりますか?
A.
岡崎市は、
利用者が継続してサービスを受けられるよう、
関係機関と連携して対応するとしています。
Q4. 運営法人は説明していますか?
A.
はい。
株式会社INNOVEL HEALTHCAREは、
公式サイトで今回の行政処分に関する声明を公表しています。
関連リンク
・
株式会社恵(旧運営会社)の行政処分一覧
・
虐待の行政処分事例一覧
・
共同生活援助(グループホーム)の行政処分事例一覧
・ 岡崎市「障害者総合支援法に基づく行政処分について」
・ 株式会社INNOVEL HEALTHCARE 公式声明
※本記事は岡崎市が公表した行政処分資料および運営法人の公表資料をもとに作成しています。
※行政処分は公表時点の事実であり、現在の運営状況やサービス内容を示すものではありません。
⚖️ 法的な背景解説|人格尊重義務違反と虐待
1.人格尊重義務とは
障害者総合支援法では、
指定障害福祉サービス事業者に対し、
利用者の人格を尊重し、
適切な支援を行うことが求められています。
2.心理的虐待・身体的虐待
暴力だけでなく、
威嚇、暴言、人格を否定する発言なども
心理的虐待として行政処分の対象になる場合があります。
3.指定の一部効力停止
指定取消より軽い処分ですが、
新規利用者の受入停止や報酬制限など、
事業運営に大きな影響を及ぼす行政処分です。
※本解説は岡崎市公表資料をもとに制度上の位置づけを整理したものです。

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