🚨 児発管の長期未配置と複数加算の不正請求|ステップワン泉校が指定取消
いわき市は、株式会社菅谷が運営する 「放課後等デイサービス ステップワン泉校」について、 指定取消処分を行いました。 令和7年2月から令和7年8月まで実施された監査において、 令和2年10月から令和7年2月まで児童発達支援管理責任者を常勤で配置していなかったこと、 さらに児発管欠如減算を行わず、加配加算・専門的支援加算・処遇改善系加算などを不正に請求していたことが確認されたとされています。
1 対象事業者の概要
| 法人名 | 株式会社菅谷 |
|---|---|
| 代表者 | 代表取締役 菅谷 陽一 |
| 所在地 | いわき市桜ケ丘一丁目13番地 |
2 処分対象となった事業所
| 事業所名 | 放課後等デイサービス ステップワン泉校 |
|---|---|
| 所在地 |
いわき市泉町二丁目7-6 📍 Googleマップで確認 |
| サービス種別 | 児童発達支援・放課後等デイサービス |
| 指定年月日 |
放課後等デイサービス:平成30年4月1日 児童発達支援:平成30年10月1日 |
3 行政処分の内容
| 処分内容 | 指定取消処分 |
|---|---|
| 処分年月日 | 令和8年3月30日 |
| 効力発生日 | 令和8年4月1日 |
| 主な処分理由 | 人員基準違反、不正請求 |
| 返還金見込み | 約6,200万円 |
違反内容|児童発達支援管理責任者の未配置と複数加算の不正算定
違反類型:人員基準違反、不正請求
- 児発管の長期未配置:令和2年10月から令和7年2月まで、児童発達支援管理責任者を常勤で配置していなかったとされています。
- 児発管欠如減算の未実施:常勤の児発管を配置していない期間があったにもかかわらず、児童発達支援管理責任者欠如減算を行わず請求していたとされています。
- 児童指導員等加配加算の不正算定:サービス提供職員の員数が人員基準上必要とされる員数を満たしていない期間があるにもかかわらず、加配加算を算定していたとされています。
- 専門的支援加算・専門的支援体制加算:児発管未配置期間があったにもかかわらず、専門的支援加算および専門的支援体制加算を算定していたとされています。
- 処遇改善系加算の連動請求:基本報酬や各種加算の単位数を不正に算定した状態で、処遇改善加算、ベースアップ等支援加算、特定処遇改善加算等を請求していたとされています。
⚠️ 行政処分による実務的影響
1. 事業所運営への影響
指定取消により、対象事業所は指定障害児通所支援事業所としての運営継続ができなくなります。利用児童や保護者にとっては、別事業所への移行が必要になる可能性があります。
2. 返還額の大規模化
児発管欠如減算、加配加算、専門的支援加算、処遇改善系加算が重なると、返還対象が広がりやすく、金額も大きくなります。
3. 法人全体の管理体制
同法人の別事業所でも行政処分が行われており、単一事業所のミスではなく、法人全体の請求管理・人員配置管理が問われる事案といえます。
💬 現役介護士の視点|児発管未配置は支援体制の中核が欠ける問題
児童発達支援管理責任者は、個別支援計画や支援内容の統括に関わる中核職種です。 そのため、単なる人員不足ではなく、支援の組み立てそのものに影響する重大な問題です。
今回は児発管未配置に加えて、複数の加算請求が連動して不正と判断されています。 加算は「要件を満たしているから請求できる」ものであり、人員配置と請求内容が一致しているかの確認体制が不可欠です。
参照元資料:
・いわき市:指定障害児通所支援事業者に対する行政処分について
・いわき市:指定障害児通所支援事業者に対する行政処分について

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