【藤沢】ことりの森 ふじさわに停止処分。車椅子を『紐で柱に固定』するなどの身体拘束が発覚

🚨 行政処分:藤沢市の介護施設で「身体的虐待」。車椅子の紐縛りなど不適切な拘束を認定

藤沢市は「ことりの森 ふじさわ」に対し、6ヶ月間の指定一部効力停止処分を下しました。車椅子を柱に紐で固定する、4点柵を使用するなど、適切な手続きを経ない身体拘束が常態化しており、市はこれを「身体的虐待」と認定しました。藤沢市指定事業所での処分は、制度開始以来初となります。

対象事業所 ことりの森 ふじさわ
📍 神奈川県藤沢市菖蒲沢790番地 (Googleマップ)
サービスの種類 ①認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
②小規模多機能型居宅介護
運営法人 有限会社ケアーメディカルことり
代表取締役:代表取締役 久保田 志津
👥 小規模多機能型居宅介護の従業者情報(タップで展開)
総従業者数 13人
介護職員数 常勤5人 / 非常勤3人
看護職員数 常勤0人 / 非常勤2人
従業者の退職者数 常勤2人 / 非常勤1人
経験10年以上のケアマネ 100%
夜勤従業者数 1人

2025年11月25日 14:59 公表データ参照

🏠 小規模多機能型居宅介護の利用者情報(タップで展開)
登録定員 24人
登録者総数 5人
(県平均 19.4人)
入所者平均年齢 83.5歳
男女比 男性2人 / 女性3人
要介護度別人数 要1: 1人 / 要3: 1人
要4: 3人

介護サービス情報公表システム参照

行政処分データ表 (参照元:藤沢市記者発表資料)

処分内容 指定の一部効力停止(新規受入停止+報酬3割カット)
停止期間 令和7年2月1日 〜 令和7年7月31日(6か月間)
主な違反理由 身体的虐待(不適切な身体拘束)
・車椅子を柱やテーブルに紐で固定。
・車椅子使用時の安全ベルトの無断使用。
・ベッドへの4点柵(相当)の設置。

処分の背景:『安全』の名を借りた尊厳の破壊

今回の事案は、2024年4月に寄せられた「匿名通報」がきっかけで発覚しました。調査の結果、認知症グループホームおよび小規模多機能型居宅介護の利用者4名に対し、法的に定められた緊急やむを得ない場合の手続きを経ずに、日常的な身体拘束が行われていたことが明らかになりました。

特に「車椅子を紐で柱に縛り付ける」という行為は、利用者の自由を奪うだけでなく、火災等の緊急時の避難を妨げる極めて危険な行為です。藤沢市が市指定事業所として初めての処分に踏み切ったことは、こうした『虐待を安全策と履き違える運営』に対する強い拒絶反応と言えます。

⚠️ 不祥事が及ぼす「三者への致命的な影響」

1. 利用者への影響:人間としての尊厳の喪失
「縛られる」という体験は、認知症の方にとって言葉にできない恐怖と混乱を招きます。安心できる場所であるはずの施設が、自由を奪われる檻へと変わってしまいました。
2. 現場スタッフへの影響:職業倫理の麻痺
「転倒させないため」という免罪符のもとで行われていた拘束は、現場スタッフのクリエイティブなケアの可能性を奪い、感覚を麻痺させます。
3. 地域社会・行政への影響:地域密着型サービスへの不信
藤沢市初の処分という事実は、地域の福祉ネットワーク全体に激震を走らせました。定員24名に対し登録者がわずか5名という現状も、地域からの信頼のバロメーターと言わざるを得ません。
💬 現役介護士の視点:『10年以上のベテラン100%』という数字の闇

データを見て驚いたのは、ケアマネジャーの経験10年以上が100%である点です。本来、こうしたベテランこそが身体拘束廃止の旗振り役になるべき存在。にもかかわらず、柱に縛り付けるような行為が横行していたのは、経験が『知恵』ではなく『慣れによる怠慢』に変わっていたからではないでしょうか。

車椅子に紐……。それは介護ではなく、単なる管理です。利用者がわずか5名という少人数環境で、一人ひとりと丁寧に向き合う時間があったはずなのに、安易な手段に逃げた代償はあまりに大きいです。この6ヶ月間で、スタッフの皆さんが『縛らない介護』をどう再構築するのか、地域が注視しています。


※本記事は、行政機関が公表した情報を整理したものです。現在の運営状況や評価を示すものではありません。

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出典・参考資料

本記事は、公的機関が公表した資料をもとに情報を整理しています。

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