🚨 異常事態:静岡市のNPO法人が運営する2拠点で「指定取消」。入口からの組織的不正
静岡市は「特定非営利活動法人 ジャム・ジャム」が運営するグループホームおよび相談支援事業所に対し、指定の取消処分を下しました。開設時の申請段階で、実際に勤務実態のない有資格者を配置しているかのように装った「虚偽の指定申請」が認定されました。
| 対象事業所 | ・あまーびれ(共同生活援助) ・チャオ(特定相談支援・障害児相談支援) 📍 静岡県静岡市葵区羽鳥五丁目25番46号 (Googleマップ) |
|---|---|
| 運営法人 | 特定非営利活動法人 ジャム・ジャム 理事長:代表理事 田代 紫穂(処分当時) |
指定取消処分データ表
| 処分内容 | 指定の取消し |
|---|---|
| 取消年月日 | 令和4年3月31日 |
| 違反の詳細 | ・実際に勤務しないサービス管理責任者を記載した虚偽の申請(あまーびれ) ・実際に勤務しない相談支援専門員を記載した虚偽の申請(チャオ) |
| 経済上の措置 | 無し(給付費の請求実績がなかったため) |
処分の背景:制度の根幹を揺るがす「幽霊職員」スキーム
今回の事案は、事業を開始するための「指定申請」そのものを嘘で塗り固めた極めて悪質なケースです。障害福祉サービスの適正な運営に欠かせないサービス管理責任者や相談支援専門員といった有資格者を、名前だけ借りて配置しているように見せかけ、行政のチェックをすり抜けようとしました。
幸いにも、不正な給付費の請求が行われる前に静岡市の監査によって発覚しましたが、制度の入口を不正に突破しようとした姿勢は「行政に対する著しい背信行為」とみなされ、一発で指定取消となる重い判断が下されました。
⚠️ 不祥事が及ぼす「三者への致命的な影響」
1. 利用者への影響:存在しない「支援の責任者」
利用者の人生に深く関わる「個別支援計画」や「サービス利用計画」。その責任者が「名前だけ」であったということは、利用者一人ひとりの権利や安全を守る体制が、最初から存在していなかったことを意味します。
利用者の人生に深く関わる「個別支援計画」や「サービス利用計画」。その責任者が「名前だけ」であったということは、利用者一人ひとりの権利や安全を守る体制が、最初から存在していなかったことを意味します。
2. 現場スタッフへの影響:不正を隠す組織風土への懸念
虚偽の申請で始まった事業所では、現場スタッフも適切な教育や指導を受けることができず、法的なリスクを抱えながら不安定な環境で働くことになります。専門職としてのキャリアを傷つける致命的な状況です。
虚偽の申請で始まった事業所では、現場スタッフも適切な教育や指導を受けることができず、法的なリスクを抱えながら不安定な環境で働くことになります。専門職としてのキャリアを傷つける致命的な状況です。
3. 地域社会への影響:制度の信頼を根本から破壊
真面目に基準を守って運営している多くの事業所に対し、嘘をついてまで参入しようとする法人の存在は、障害福祉制度全体への不信感を招きます。特にNPO法人という非営利の立場での不正は、地域住民への裏切りでもあります。
真面目に基準を守って運営している多くの事業所に対し、嘘をついてまで参入しようとする法人の存在は、障害福祉制度全体への不信感を招きます。特にNPO法人という非営利の立場での不正は、地域住民への裏切りでもあります。
💬 現役介護士の視点:透明な運営による「再生」を注視したい
サビ管や専門員は、現場において利用者さんの「羅針盤」となる存在です。そこを「名前を貸す道具」のように扱う経営判断には、同じ業界の人間として強い憤りを感じます。福祉は信頼で成り立っており、入口で嘘をつくことは利用者さんへの冒涜です。
※本記事は、過去に行政機関が公表した情報を整理・記録したものです。現在の運営状況や評価を示すものではありません。
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