【山梨】訪問看護ステーションここれに指定取消処分。指定当初から人員基準を欠いた「不正指定」の実態

🚨 行政処分:甲府市の訪問看護事業所が「不正な手段による指定申請」で指定取消

甲府市の「訪問看護ステーションここれ」において、新規指定時に人員基準を満たしていないにもかかわらず、虚偽の書類を作成・申請し、不正に指定を受けていたことが認定されました。

対象事業所 訪問看護ステーションここれ
📍 山梨県甲府市住吉五丁目25番14号 IKビル102 (Googleマップで見る)
運営法人 CareSeed合同会社
代表社員 守矢 賢治

行政処分および施設運営データ表

項目 内容
処分内容 指定取消(2023年6月6日付)
主な違反行為 不正の手段による指定申請、人員基準違反
違反期間 指定当初(令和4年5月)から数ヶ月にわたり人員を欠如
悪質なポイント 専門性の高い「訪問看護」において、最初から嘘の体制で事業を開始。

処分の背景:安全性を軽視した「虚偽のスタート」の重大性

訪問看護は、医療的判断を必要とするデリケートなサービスです。そのため、指定を受けるには厳格な人員基準(看護師の数など)をクリアしなければなりませんが、本件ではその「入り口」から嘘を重ねていました。

指定当初から人員が足りていないことを自覚しながら、虚偽の書類を作成して行政を欺いた行為は、単なる運営ミスではなく、意図的な不正取得であると断罪されました。

⚠️ 不祥事が及ぼす「三者への致命的な影響」

1. 施設(運営法人)への影響:社会的信用と事業継続の権利の喪失
指定取消により、法人は今後長期間にわたり介護保険事業への参入が制限されます。不正によって得た利益だけでなく、業界からの事実上の追放という厳しい報いを受けることになります。
2. 従業員(現場スタッフ)への影響:看護師としての尊厳とキャリアの汚点
人員不足の中で現場を守っていたスタッフ、あるいは実態を知らずに採用された看護職にとって、この取消処分はキャリアにおける重大な負の遺産となります。経営陣の不正により、専門職としての誇りまでもが傷つけられました。
3. 利用者・家族への影響:命を預ける場における「偽装」という恐怖
24時間の対応や医療ケアを期待していた利用者にとって、体制そのものが「偽り」であった事実は、命に関わる不安を抱かせるものです。信頼していたケアが実は基準を満たしていなかったという裏切りは、金銭では解決できない損害です。
💬 現役介護士の視点:医療系サービスにおける「嘘」は一線を越えている

介護もそうですが、特に「訪問看護」は看護師の配置がサービスの質と利用者の安全に直結します。それを最初から嘘をついてまで始めようとする姿勢は、福祉・医療に携わる者として絶対に許されないものです。

最近の山梨県内での相次ぐ「虚偽申請による取消」を見ると、行政のチェックも一段と厳しくなっていると感じます。結局、嘘で固めた運営は長続きしません。誠実さが欠けた運営は、最終的に利用者さんとスタッフを最も不幸にします。

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