【鹿児島・行政処分】「グループホームうれし舎」労働保険未納で不正受給

処分決定日 2025年6月27日(発表)
対象事業者 グループホームうれし舎
法人名 うれし舎
所在地 鹿児島県いちき串木野市生福
処分内容 新規利用受け入れ停止6カ月(2025年7月〜12月)
概要 職員の労働保険料を未納のまま、処遇改善加算の要件を満たしていると偽り、約244万円を不正受給。返還命令額は約341万円。

事件の経緯・詳細

鹿児島県いちき串木野市は、介護保険法に基づき、うれし舎が運営する「グループホームうれし舎」に対し行政処分を行いました。

1. 労働保険料の未納と不正受給

同施設は、2023年4月から2024年3月までの1年間、職員の労働保険料(労災保険・雇用保険)を納付していませんでした。
「介護職員処遇改善加算」を取得するには、労働保険等の納付が必須要件ですが、施設側は「納付している」と偽って請求を続け、介護報酬約244万円を不正に受け取っていました。

2. 施設データ(従業者・利用者情報)

公表されている情報(介護事業所・生活関連情報検索)に基づく、同施設の現状データです。

従業者情報
総従業者数 23人
計画作成担当者 常勤1人 / 非常勤1人
介護職員 常勤10人 / 非常勤10人
介護職員の退職者数(昨年度) 6人(常勤3人 / 非常勤3人)
看護師数 0人
経験5年以上の職員割合 55%
利用者情報
利用定員(2ユニット) 18人(入居率100%)
平均年齢 87.7歳
男女比 男性3人 / 女性15人
要介護度内訳 要支援2:0人
要介護1:5人
要介護2:2人
要介護3:4人
要介護4:3人
要介護5:4人
昨年度の退所者数 2人

出典:介護事業所・生活関連情報検索

3. 返還命令と今後の対応

市は、不正受給額に40%の加算金を上乗せした合計3,418,090円の返還を命じました。
また、2025年7月から12月までの6ヶ月間、新規利用者の受け入れが停止されます。

💬 現役介護士からの視点

労働保険料の未納は、万が一の事故や失業の際に職員を守れないという点で、経営者としてあるまじき行為です。
さらに注目すべきは「昨年度の退職者6人」という数字です。総従業員23人(うち介護職20人)に対して6人が辞めているというのは、決して少なくない数字です。労働保険すら払わないようなルーズな経営体質に、現場の職員は見切りをつけて去っていったのかもしれません。

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