【香川・高松】ケアマネジメントセンター 基に6ヶ月の業務停止。計画未同意のまま報酬を不正受給

🚨 行政処分:高松市の居宅介護支援で「半年間の業務停止」。基本プロセスを2年以上放置

高松市は「ケアマネジメントセンター 基」に対し、ケアプランの説明・同意・交付を長期間怠ったとして、6か月間の業務全部停止を決定。運営基準違反の状態でありながら、不正に満額の報酬を請求し続けていた実態が明らかになりました。

対象事業所 ケアマネジメントセンター 基
📍 香川県高松市牟礼町大町1133番地2 (Googleマップで見る)
対象事業者 法人名 株式会社のあ企画
代表者 代表取締役 宇田 恵美

行政処分データ表 (参照元:高松市発表資料)

項目 内容
処分内容 指定の全部効力停止(6か月)
処分期間 2026年3月1日 〜 2026年8月31日
主な違反理由 運営基準違反(説明・同意・交付の未実施)、報酬の不正請求
違反期間 2022年11月 〜 2024年12月
返還金等 返還額 648,939円 + 加算金 259,575円(合計 908,514円)

処分の背景:ケアマネジメントの「中核業務」を2年放置

本件において最も深刻なのは、ケアマネジメントの根幹である「ケアプランの説明・同意・交付」というプロセスを、2年以上にわたって組織的に放棄していた点です。

本来、これらの手順を怠った場合は報酬が減算(運営基準違反減算)されますが、当該事業所は一切の減算を行わずに介護報酬を請求。高松市はこれを、公金を不当に受け取る悪質な「不正請求」と認定しました。

⚠️ 不祥事が及ぼす「三者への致命的な影響」

1. 利用者への影響:支援の透明性と権利の侵害
どのようなケアが提供されるべきか、本人が確認し同意するプロセスが欠如していたことは、利用者主体の支援とは程遠い状態です。
2. 地域支援への影響:引き継ぎによる他事業所への負荷
6ヶ月間の全部停止により、既存利用者は他の事業所への転所を余儀なくされます。地域の相談援助機能を一時的に麻痺させる結果となります。
3. 経営への影響:加算金40%という経済的制裁
不正に得た報酬に加え、4割の加算金の支払いが命じられています。実名公表と半年間の売上ゼロは、小規模事業所にとって致命的なダメージです。
💬 現役介護士の視点:忙しさは「ルールを捨てる免罪符」にならない

ケアマネジャーの仕事において、書類作成は膨大な負担であることは間違いありません。しかし、同意や交付という「手続き」を飛ばすことは、利用者さんとの契約をないがしろにすることと同じです。

「とりあえず支援さえしていればいい」という慢心が、結果として地域の信頼を失い、自らの首を絞めることになりました。今回の6ヶ月停止という重い処分は、香川県内の全ケアマネジャーにとって「専門職としての矜持」を問い直す強い警鐘となるでしょう。

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