【川崎】特養「菅の里」に一部停止処分。夜間の『放り投げ』やナースコール放置が発覚

🚨 行政処分:川崎市の特養で「人格尊重義務違反」。利用者の放り投げとナースコール放置を認定

川崎市は特別養護老人ホーム「菅の里」に対し、3ヶ月間の新規利用者受入停止処分を下しました。夜間帯において滑落した利用者をベッドへ放り投げるという暴力的行為に加え、ナースコールを意図的に放置するというネグレクトに近い実態が判明しました。

対象事業所 特別養護老人ホーム菅の里
📍 神奈川県川崎市多摩区菅北浦3丁目10番20号 (Googleマップ)
サービスの種類 指定介護老人福祉施設、指定(介護予防)短期入所生活介護
運営法人 社会福祉法人 徳信会
👥 従業者情報(タップで展開)
総従業者数 61人
看護職員数 常勤2人 / 非常勤2人
看護職員 退職者数 常勤1人 / 非常勤0人
介護職員数 常勤22人 / 非常勤10人
介護職員 退職者数 常勤6人 / 非常勤1人
経験5年以上の割合 84.4%
🏠 利用者情報(タップで展開)
入所定員 80人 (神奈川県平均 88.1人)
入所者平均年齢 87.2歳
男女比 男性17人 / 女性63人
要介護度別 要1(2) / 要2(1) / 要3(21) / 要4(29) / 要5(27)
昨年度の退所者数 28人
平均入所日数 950日
待機者数 138人

※データ参照:2025年12月24日 09:57

行政処分データ表

処分内容 指定の一部効力停止(3か月間)令和 6 年 11 月 25 日に指定の一部効力停止処分
停止期間 令和7年1月1日 〜 令和7年3月31日
主な違反理由 職員による人格尊重義務違反(虐待・不適切ケア)
・令和6年7月:ベッド脇に滑落した利用者をベッドに放り投げる暴力的行為。
・令和6年6~7月:夜間帯において、複数の利用者によるナースコールへの意図的な不対応。

処分の背景:ベテラン揃いの現場でなぜ「不適切ケア」が起きたのか

今回の事案で最も深刻なのは、利用者の生命と安全を守るべき夜間帯に、プロとしてあるまじき行為が重なった点です。「放り投げる」という行為は身体的虐待そのものであり、ナースコールの放置は心理的虐待および生存権を脅かすネグレクトに該当します。

施設の統計データを見ると、経験5年以上の介護職員が8割を超えており、本来であれば質の高いケアが提供されるべき体制でした。しかし、その熟練度が「驕り」や「夜間帯の密室化による規律の緩み」に転じていた可能性は否定できません。

⚠️ 不祥事が及ぼす「三者への致命的な影響」

1. 利用者への影響:絶望の夜と身体的リスク
助けを求めて鳴らしたコールが無視され、転倒しても乱暴に扱われる。要介護4・5が半数を超えるこの施設で、利用者が感じた恐怖と無力感は計り知れません。
2. 現場スタッフへの影響:職業的尊厳の喪失
一部の職員による暴挙であっても、施設全体の信頼は地に落ちます。誠実に働く8割のベテラン職員の努力も、このような蛮行によって一瞬で否定されてしまいます。
3. 地域社会・待機者への影響:セーフティネットの揺らぎ
待機者が130名を超える中での新規受入停止は、地域の高齢者福祉にとって大きな損失です。信頼回復には、透明性の高い再発防止策と継続的な第三者チェックが不可欠です。
💬 現役介護士の視点:『ナースコール放置』という沈黙の暴力

夜勤の忙しさは分かります。でも、コールを『無視する』のは、忙しいからではありません。それは心のスイッチを切ってしまった証拠です。特にベテランが揃っている環境だと、悪い意味での『慣れ』や『独自のルール』がはびこり、若手や真面目な職員が声を上げにくくなることもあります。

ベッドに放り投げるなんて、もはや技術以前の人間性の問題です。138人もの待機者がいるということは、それだけ期待されていた場所。この3ヶ月の停止期間中に、スタッフ全員が『もし自分の親がここにいたら』という原点に立ち返ることを願ってやみません。


※本記事は、行政機関および事業者が公表した情報を整理したものです。

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出典・参考資料

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