【愛知・大府】特養「もりおか」人格尊重義務違反で3ヶ月の受入停止

🚨 行政処分:人格尊重義務違反により新規受入停止(大府市)

大府市の「特別養護老人ホームもりおか」にて人格尊重義務違反が認められました。
利用者の尊厳を損なう行為に対し、広域連合は3ヶ月間の新規受入停止処分を下しています。

通知日 2025年12月19日(通知日)
対象事業所 特別養護老人ホームもりおか
運営法人 社会福祉法人ネットワークみやび
代表者 理事長 矢澤 久子
所在地 愛知県大府市森岡町二丁目28番地
処分内容 新規利用者受入停止(3ヶ月間)

行政処分の事実関係

知多北部広域連合は、社会福祉法人ネットワークみやびが運営する「特別養護老人ホームもりおか」に対し、介護保険法に基づく行政処分を行いました。

1. 人格尊重義務違反の認定

当該施設において、利用者の人格を尊重する義務に違反する行為が認められました。詳細は公表されていませんが、介護保険法第78条の10第6号(人格尊重義務違反)に該当する重大な事案と判断されています。

2. 3ヶ月間の新規受入停止

令和8年1月1日から3月31日までの3ヶ月間、新規利用者の受入を停止する処分が下されました。この期間、事業所は改善計画の策定と実施を求められることになります。

施設運営・従業者データ(公開情報より)

項目 詳細データ
総従業者数 43人
介護職員数(常勤/非常勤) 計 23人(常勤14人 / 非常勤9人)
昨年度の退職者数 8人(うち常勤7人、非常勤1人)
経験5年以上の介護職員割合 34.8%
入所定員 29人
入所者の平均年齢 89.7歳
要介護度別入所者数 要介護3(5人)、要介護4(11人)、要介護5(11人)
💬 現役介護士からの視点

今回の問題の本質は、高い専門性と心の配慮が求められる「重度の方々の生活の場」において、利用者の尊厳を傷つける不適切な対応があったことです。

これを一般社会のサービスに例えると、『お客様の安全とプライバシーを100%守るべき高級レジデンスの管理会社が、住人に対して敬意を欠いた不適切な対応を行い、行政から新規契約を止められるほど大きな信用失墜を招いた』というような状態です。

提供された運営データを見ると、入所者の約8割(27名中22名)が要介護4・5という、非常に手厚いケアが必要な状態です。一方で、介護職員の約3分の1にあたる8名が昨年1年で退職しており、特にその大半(7名)が現場の核となる常勤職員である点は無視できません。経験5年以上のベテラン割合も34.8%と決して高くなく、重度の方々を支える現場で、スタッフの入れ替わりによる負担増とケアの質の低下が起きていた可能性が懸念されます。プロとしての尊厳保持を維持するには、何よりも現場の安定が不可欠です。

※本記事は、過去に行政機関が公表した情報を整理・記録したものです。
現在の運営状況や評価を示すものではありません。

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