【山梨】デイサービス和の里国母に指定取消処分。指定場所以外での「幽霊営業」と監査拒否の実態

🚨 行政処分:甲府市のデイサービスが「指定場場所でのサービス提供なし」等で指定取消

甲府市の「デイサービス和の里国母」において、指定された事業所ではなく関連するサ高住内で勝手にサービスを提供し、あたかも指定場所で営業しているかのように偽って報酬を請求していた悪質な実態が判明しました。

対象事業所 デイサービス和の里国母
📍 山梨県甲府市国母三丁目9番7号 (Googleマップで見る)
運営法人 有限会社エース開発
取締役 小林 義照

行政処分および施設運営データ表

項目 内容
処分内容 指定取消(2024年3月22日付)
主な違反行為 不正請求(場外営業)、書類提出拒否、虚偽答弁、利用者への虚偽説明
悪質なポイント 甲府市の事業所を放置し、市外のサ高住で「幽霊営業」。監査でも書類提出を拒む徹底した隠蔽。

処分の背景:行政の目を欺き続けた「二拠点」をまたぐ不正スキーム

本件の最大の特徴は、介護保険制度のルールを根底から無視した「場外営業」です。本来、デイサービスは指定を受けた設備・人員のもとで提供される必要がありますが、同事業所は関連する市外のサ高住に利用者を囲い込み、そこでサービスを提供しながら、請求書だけは甲府市の事業所の名義で発行していました。

さらに、行政の監査に対しても職員の勤務実績等の提出を拒否し、「甲府で営業していた」と虚偽の答弁を繰り返すなど、自浄作用が全く機能していない極めて組織的かつ不誠実な運営実態が露呈しました。

⚠️ 不祥事が及ぼす「三者への致命的な影響」

1. 施設(運営法人)への影響:問答無用の「指定取消」と社会的追放
書類の提出拒否や虚偽答弁は、行政処分の中でも最も重い部類に入ります。「監査に従わない」という姿勢を見せた時点で、介護保険事業を行う資格はないと断じられた形です。
2. 従業員(現場スタッフ)への影響:違法な労働環境への強制
指定外の場所でサービスを提供させられていたスタッフは、知らず知らずのうちに不正の加担者にさせられていました。また、書類提出の拒否により、自身の労働実態さえも証明されないリスクを負わされています。
3. 利用者・家族への影響:安全性と保険適用を無視した「偽サービス」
指定外の場所でのサービス提供は、万が一の事故の際に保険が適用されない可能性があるほか、消防法等の安全基準も「デイサービス」として満たされていない危険な環境でした。家族への虚偽説明も含め、利用者の命と権利を軽視した罪は重いです。
💬 現役介護士の視点:制度を「ハコ」としてしか見ていない経営陣の暴挙

指定場所以外でサービスを提供しながら、平然と監査で嘘をつく。これはもう「うっかり」ではなく、制度を金儲けのハコとしてしか見ていない確信犯です。

本件は、同じ所在地に拠点を置いていた居宅介護支援事業所(ケアプランすずらん)とも組織的に連携し、囲い込みと不正請求を繰り返していた闇の深さを感じます。司令塔であるケアマネジャーが不正を「ほう助」していたという事実が、この不祥事の悪質さを際立たせています。

現場で汗を流すスタッフの誇りを踏みにじり、利用者をリスクに晒すこのような運営は、断じて許されません。監査拒否という力技に出たことも、もはや福祉を語る資格がないことを自ら証明しています。

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