【山梨】ケアプランすずらんに指定取消処分。他事業所の不正請求を「ほう助」した司令塔の背信行為

🚨 行政処分:甲府市の居宅介護支援事業所が「不正請求のほう助」等で指定取消

甲府市の「ケアプランすずらん」において、アセスメントやモニタリングの全放棄、記録の偽造に加え、他事業所が行っていた不正請求を確信犯的に「ほう助(手助け)」していたという、極めて悪質な実態が判明しました。

対象事業所 ケアプランすずらん
📍 山梨県甲府市国母三丁目9番8号 (Googleマップで見る)
運営法人 株式会社 弘生会
代表取締役 小林 知生

行政処分および施設運営データ表

項目 内容
処分内容 指定取消(2024年4月26日付)
主な違反行為 運営基準違反、不正請求、虚偽報告、虚偽答弁、不正不当な行為(不正請求のほう助)
悪質なポイント 訪問・会議等の全放棄を記録偽造で隠蔽。さらに他社の未提供サービスに給付管理票を発行。

処分の背景:司令塔自らが不正の「片棒」を担いだ衝撃の実態

ケアマネジャーは、利用者に適切なサービスが提供されているかを管理し、不正がないかをチェックする「ゲートキーパー(門番)」の役割を担います。しかし、本件ではその門番が、通所介護(デイサービス)や訪問介護がサービスを提供していないことを知りながら、あえて不正な給付管理票を作成していました。

さらに、自らの業務についてもアセスメントや担当者会議、モニタリング訪問を一切行わず、書類だけを偽造して満額の報酬を請求。監査時には「知らなかった」と虚偽の答弁を繰り返すなど、職業倫理を完全に放棄した実態が浮き彫りとなりました。

⚠️ 不祥事が及ぼす「三者への致命的な影響」

1. 施設(運営法人)への影響:共謀による「連鎖的崩壊」
居宅介護支援事業所が指定取消となっただけでなく、関与したデイサービスや訪問介護事業所も厳しい追及を受けます。組織的に不正を助け合う体質が露呈したことで、法人としての再起は絶望的です。
2. 従業員(現場スタッフ)への影響:専門職としての尊厳の破壊
書類偽造や不正ほう助を強要されていたスタッフがいたとすれば、それは重大なキャリアの汚点となります。正しいケアプランを志すケアマネジャーにとって、これほど不名誉な職場環境はありません。
3. 利用者・家族への影響:安全網のない中での「放置」
モニタリングも訪問も行われないまま、書類上だけでサービスが動いていた恐怖は計り知れません。利用者の状態変化に気づく機会を意図的に奪っていた罪は、単なる金銭的不正を越えた人道的な問題です。
💬 現役介護士の視点:信頼の連鎖を断ち切る最悪の裏切り

ケアマネジャーが他事業所の不正を知りながら給付管理を行うというのは、介護保険制度という大きな信頼の輪を自ら断ち切る行為です。現場のヘルパーやデイのスタッフがどんなに頑張っても、司令塔がこれでは現場の士気はガタガタになります。

「知らなかった」という虚偽答弁を含め、最後まで不誠実な姿勢を貫いた点は、同じ福祉に携わる者として強い憤りを感じます。利用者の権利を守るためのケアマネジャーであることを、全ての関係者が再認識すべき重い事例です。

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