🚨 行政処分:山形県東根市の訪問介護事業所に対する指定取消処分
勤務予定のない職員を名簿に記載する「虚偽申請」で指定を取得。その後も人員不足の中、架空のサービス記録で報酬を不正受領した。
| 対象事業所 | 訪問介護事業所 清 処分日 令和7年12月18日 |
|---|---|
| 運営法人 | 株式会社シンセイ |
| 代表者 | 代表取締役 黒田 正義 |
| 所在地 | 山形県東根市野川1318番地 |
事実関係の整理
山形県は、株式会社シンセイが運営する「訪問介護事業所 清(ほのか)」に対し、令和7年12月18日付で指定取消処分を決定しました。主な理由は以下の3点です。
- 虚偽申請:勤務実態のない職員による名義借りで指定を取得。
- 人員基準違反:管理者およびサービス提供責任者が不在の状態での運営。
- 不正請求:勤務していない職員によるサービス提供記録の捏造。
行政処分および不正データの詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 処分内容 | 指定の取消し |
| 返還請求額 | 11,133,083円(全額返還) |
| 不正期間 | 令和5年12月 〜 令和7年7月 |
| 主な違反 | 虚偽申請、人員基準違反、不正請求 |
💬 現役介護士の視点
今回の事案は、介護保険制度の入り口である「指定申請」そのものに嘘があったという、極めて悪質なものです。
これを一般社会のサービスに例えると、以下のような状態です。
- 虚偽申請:『有名シェフが料理を作ると嘘をついてレストランの営業許可を取り、実際にはそのシェフは一度もキッチンに立っていなかった』状態。
- 不正請求:『注文も受けていない、料理も出していないテーブルの伝票を勝手に作り、売上として計上し続けていた』状態。
最初から嘘をついて事業を始めたため、行政側は「この事業所は最初から存在しなかったもの」とみなし、受領した約1,100万円の全額返還を命じています。これは制度上の「死刑宣告」に等しい、最も重い制裁です。

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