【大分県別府市】「みらい」2事業所が指定取消。2600万円不正受給と事務員偽装が判明

🚨 行政処分:【大分県別府市】2600万円超の不正受給によりデイサービス等を取り消し

別府市の「デイサービスみらい」にて、勤務表の改ざんや職種偽装による多額の不正請求が発覚しました。
処遇改善手当の目的外利用など、極めて悪質な経営実態に対し、県は指定取消処分を下しています。

処分公表日 2025年4月28日(処分公表日)
対象施設 デイサービスみらい・ヘルパーステーション浜脇
運営法人 株式会社みらい(破産手続き開始)
代表者 代表者(現在県と連絡不能)
所在地 大分県別府市
処分内容 指定の取消し(全2事業所)
返還請求予定額 約3700万円超(加算金含む見込み)

不正請求の事実関係と運営データ

大分県は、別府市の株式会社みらいが運営する「デイサービスみらい」および「ヘルパーステーション浜脇」に対し、指定取消しなどの行政処分を行いました。

1. 組織的な勤務実態の捏造

県によると、デイサービスみらいでは看護職員が基準に満たないにもかかわらず、報酬の減額を行わず不正に請求していました。また、職員の雇用契約書や勤務表を組織的に改ざんしていた実態も明らかになりました。

2. 「名前貸し」による処遇改善手当の着服

元職員の証言によれば、本来は事務員として勤務していた職員を、書類上は「介護職員」として登録。国から支給される処遇改善手当を不正に受け取り、会社の利益に充てていた疑いが持たれています。県は情報提供を受け監査を実施し、今回の処分に至りました。

行政処分の詳細データ

項目 内容
不正受給額(概算) 2600万円以上
返還請求予定額 3700万円超(加算金含む)
主な違反行為 看護職員数不足による減額未実施、勤務表の改ざん、職種の偽装
法人の状況 2025年3月に破産手続きを開始
💬 現役介護士からの視点

今回の事件は、現場を支えるための国の補助金を、書類を偽装することで『会社の利益』にすり替えていたという、あまりに身勝手で悪質な経営実態を浮き彫りにしました。

これを一般社会のサービスに例えると、『一流レストランが、実際にはホールスタッフ(接客係)として雇っている未経験者を、書類上は「熟練のシェフ」として国に報告し、「シェフ育成補助金」をだまし取っていた。その一方で、お客さんには専門知識のないスタッフが調理した料理を提供し続けていた』というような、極めて不誠実な裏切り行為です。

特に、処遇改善手当は「現場で働く介護士の待遇を良くするため」の貴重な財源です。それを経営者がピンハネし、さらに破産して逃げるような形になることは、真面目に働く介護職員への冒涜以外の何物でもありません。情報提供がきっかけで発覚したという事実は、現場の職員たちがいかに異常な環境に耐えかねていたかを物語っています。介護士として、このような不実な経営がまかり通る業界であってはならないと強く感じます。

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