🚨 旭川市:人員基準違反による6ヶ月の受入停止
北海道旭川市の「訪問介護ステーション里日和」にて、人員不足および責任者の兼務違反が発覚しました。
市からの再三の指導にもかかわらず改善が見られなかったため、令和8年1月より半年間の重い行政処分が下されました。
| 処分決定日 | 2025年12月18日(処分決定) |
|---|---|
| 対象事業者 | 訪問介護ステーション里日和 (運営:株式会社里日和) |
| 所在地 | 北海道旭川市東旭川北1条5丁目9番12号 |
| 違反内容 | 人員基準違反(2.5人未満、責任者の兼務) |
| 処分内容 | ●新規利用者受入停止(6ヶ月間) 期間:2026年1月1日〜2026年6月30日まで |
| 行政判断 | 訪問介護に必要な人員基準(常勤換算2.5人以上)を満たさない状態で運営を継続。また、専従が義務付けられているサービス提供責任者が、別施設の介護職を兼務していた。 |
行政処分の経緯と具体的な違反内容
旭川市は、株式会社里日和が運営する「訪問介護ステーション里日和」に対し、介護保険法に基づく行政処分を行いました。
1. 人員基準の不足と指導の無視
当該事業所では、少なくとも令和7年3月以降、訪問介護員の員数が基準となる「常勤換算2.5人」に満たない状態で運営が行われていました。
市は令和7年3月から複数回にわたり口頭で改善を求めてきましたが、状況が改善されなかったため、今回の処分に至りました。
2. サービス提供責任者の兼務問題
本来、常勤でその業務に専念(専従)しなければならない「サービス提供責任者」が、同一敷地内にある有料老人ホームの介護職員を兼務していました。
これにより、訪問介護の責任者としての役割が十分に果たせない体制であったと認定されました。
3. 6ヶ月間の受入停止
市は事態を重く見て、令和8年1月から半年間、新規利用者の受け入れを停止する処分を下しました。
💬 現役介護士からの視点
今回の問題は、安全なサービスを行うために必要な「スタッフの数」と「リーダーの配置」という2つの重要なルールを守っていなかったことです。
これを学校の部活動に例えると、「最低でも5人必要なチームなのに3人しかおらず、さらに監督が隣の別の部活の指導も同時にやっている」というような状態です。
このような体制では、利用者にとっては「必要な時に助けが来ない」「トラブルが起きても責任者がすぐに対応できない」というリスクに繋がります。また、現場で働くスタッフにとっても、一人ひとりの負担が過剰になり、本来の丁寧なケアを行うことが難しくなってしまいます。

コメント