【2025/08/01】訪問看護ステーションあっぷ(株式会社Hagumu)の指定取消しについて

🚨 行政処分:東大阪市の訪問看護ステーションが「名義無断使用」で指定取消し

東大阪市は「訪問看護ステーションあっぷ」に対し、最も重い処分である「指定の取消し」を決定しました。同事業所は、勤務実態のない人物の名義を本人に無断で使用し、あたかも常勤管理者がいるかのように装って不正に指定を受けていました。開設時から一度も管理者が配置されていないという、極めて異常な運営実態が判明しています。

対象事業所 訪問看護ステーションあっぷ
📍 大阪府東大阪市菱屋東一丁目1番31-201号 (Googleマップ)
サービスの種類 訪問看護、介護予防訪問看護
運営法人 株式会社Hagumu
代表者 代表取締役 齊藤 加代

行政処分データ表 (参照元:東大阪市公式資料)

処分内容 指定の取消し(事業廃止)
処分年月日 令和7年8月1日
主な違反理由 1. 不正の手段による指定:実際には勤務できない他人の名義を本人に無断で使用し、常勤管理者として申請。
2. 人員基準違反:新規指定時から監査着手時まで、継続して管理者を配置していなかった。
3. 不正・不当な行為:変更届においても、引き続き無断で名義を使用して虚偽の報告を行った。
経済上の措置 措置なし(介護給付費の請求実績がなかったため)

処分の背景:『なりすまし申請』という、医療・介護への背信行為

今回の不祥事を社会的な例え話にするなら、「他人の医師免許を勝手に持ち出し、本人が知らないところで『私が院長です』と嘘をついてクリニックを開いた」ようなものです。訪問看護は、病気や障害を抱える方の命に直結するサービスであり、高度な専門性と倫理観が求められます。

しかし、株式会社Hagumuが運営する「訪問看護ステーションあっぷ」は、本人の承諾すら得ずに名前を悪用し、書類上だけで「管理者」を捏造していました。さらに、開設から一度も実態のある管理者が置かれていなかった事実は、サービスの質を担保する気が最初からなかったことを物語っています。給付費の請求前に発覚したことは、せめてもの救いと言えるでしょう。

⚠️ 不祥事が及ぼす「三者への致命的な影響」

1. 法人・施設への影響:業界からの永久追放に近い「指定取消し」 「指定取消し」は、介護・看護事業において最も重い社会的制裁です。法人としての信用は完全に消滅し、代表者も今後数年間は同様の事業に関与できなくなるなど、再起は極めて困難です。
2. 現場スタッフへの影響:犯罪的行為に巻き込まれたキャリアの危機 もし実態を知らずに働いていた看護師やスタッフがいた場合、自身のキャリアに大きな傷がつくことになります。他人の名義を盗用するような法人のもとでは、健全な看護・介護実践など不可能です。
3. 地域社会・行政への影響:訪問看護制度への不信感の増大 訪問看護は、地域包括ケアの要です。このような「幽霊ステーション」が入り込む余地があったことは、地域のケアマネジャーや連携病院、そして何より安心してサービスを受けたいと願う市民を深く失望させます。
💬 現役介護士の視点:『本人の承諾なし』の衝撃と憤り

今まで多くの不正事例を見てきましたが、「本人の承諾なく名義を使う」というのは、もはや運営上のミスではなく「事件」です。管理者不在で訪問看護を行うのは、安全装置のない車で公道を走るようなもの。利用者の命をあまりに軽視しています。

幸い、請求実績がなかったため税金の無駄遣いは避けられましたが、名前を勝手に使われた方の精神的苦痛は計り知れません。こうした悪質な法人が淘汰されることは、真面目に24時間365日向き合っている全国の訪問看護師たちのプライドを守ることにも繋がります。


※本記事は行政機関の公表資料に基づき作成しています。現在の運営状況を示すものではありません。

※用語解説はこちら

コメント

タイトルとURLをコピーしました