🚨 2025年、行政処分を連発
鹿児島県南さつま市の法人「株式会社夕焼けこやけ」が、2025年に入ってから立て続けに重い処分を受けています。
1月に訪問介護事業所が指定取消(廃止)、5月に老人ホーム3施設が業務改善命令を受けるという異常事態です。
【第1弾】訪問介護事業所の指定取消
| 処分年月日 | 2025年2月21日(取消日:1月31日) |
|---|---|
| 対象事業所 | 石蕗の里訪問介護事業所 |
| 処分内容 | ●指定取消(強制廃止) |
| 理由 | 介護保険法第77条第1項違反(詳細不明だが、事業継続不可能な重大な違反) |
【第2弾】有料老人ホームへの業務改善命令
| 命令年月日 | 2025年5月30日 |
|---|---|
| 対象事業所 | 石蕗の里(花瀬・東本町・唐仁原) ※有料老人ホーム3施設 |
| 処分内容 | ●業務改善命令 |
| 理由 | 過去10年間で14回の立入検査・指導を受けるも改善せず。 避難訓練未実施、虐待防止指針の未整備など。 |
事件の経緯・詳細
鹿児島県南さつま市の「株式会社夕焼けこやけ」に対し、県は2025年前半だけで2度の重大な行政処分を行いました。法人のコンプライアンス意識が完全に欠如していることを示す事例です。
時系列で見る崩壊のプロセス
- 2025年1月31日:【指定取消】
同法人が運営する「石蕗の里訪問介護事業所」が、介護保険法違反により指定を取り消され、事業継続が不可能となる。 - 2025年5月30日:【業務改善命令】
訪問介護部門の廃止からわずか4ヶ月後、今度は同法人の「有料老人ホーム(3施設)」に対し、業務改善命令が下される。
改善命令が出た理由(10年間の無視)
老人ホーム部門への処分理由は衝撃的です。県によると、過去10年間で14回もの立入検査を行い、その都度改善を指導してきたにもかかわらず、法人はこれを無視し続けました。
具体的には以下の違反が常態化していました。
- 避難訓練の未実施:火災等の緊急時に命を守る訓練をしていない。
- 虐待防止指針の未整備:高齢者虐待を防ぐためのルールがない。
- 事故対応等の不備:安全管理体制が崩壊している。
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現役介護士の視点:14回の指導が物語る管理体制の形骸化
今回の事案で極めて特異な点は、「10年間に14回の立入検査」という行政側の異例な関与が継続していた点です。通常、行政指導によって改善が図られるものですが、本件では以下の実務的課題が解消されなかったと整理されます。
- 訪問介護の取消: サービス提供の根幹となる人員・運営基準の遵守が、継続的に困難な状態であったことが推察されます。
- ホーム側の管理不備: 避難訓練や虐待防止指針といった「入居者の生命と尊厳」に直結する項目が未整備であったことは、組織的なガバナンスが機能していなかったことを示唆しています。
管理者においては、行政の指導を「形式的な指摘」と捉えず、一つひとつの基準が利用者の保護のために存在することを再認識し、現場の運営に確実に落とし込むことが、重要な責務とされています。

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