【虐待認定】京都・宮津「安寿の里」17人に不審な傷|職員退職相次ぐ

報道日 2025年1月16日(発表)
対象事業所 特別養護老人ホーム 安寿の里
法人名 社会福祉法人 香南会
代表者 理事長 橋本 信一
所在地 京都府宮津市由良751番地
利用定員 80名
従業者数 44名(退職者多)
行政処分 改善勧告(身体的虐待認定・疑い)
概要 入所者17人に不審な骨折やあざ。1人の虐待を認定。

事件の経緯・詳細

●17人に不審な骨折やあざ
京都府は16日、宮津市の特別養護老人ホーム「安寿の里」に対し、改善勧告を行いました。
入所者17人に不審な骨折やあざが見つかり、そのうち90代女性に対する身体的虐待を認定しました。残る70〜100代の16人についても虐待の可能性があるとしています。

●本来2人の介助を1人で実施
虐待認定された事案では、本来2人で行うべき介助を職員1人で行った結果、対外的な圧力が加わり外傷を招いたと判断されました。

●法人理事長は虐待を否定
運営する社会福祉法人「香南会」の橋本信一理事長は、取材に対し「骨折などの事故はあったが、虐待の事実はない」とコメントしています。
府は暴行や傷害容疑での刑事告発も検討しています。


📊 施設・職員データ(異常な退職率)

当該施設の公表データからは、職員の定着率の低さと、それに伴う現場の混乱が読み取れます。

職員体制と退職者
総従業者数 44人
介護職員数 常勤21人 / 非常勤5人
介護職員の退職者 常勤6人 / 非常勤1人
経験年数 5年以上の割合:30.8%(低水準)
利用者情報
入所定員 80人
要介護度 要介護3:26人
要介護4:32人
要介護5:21人
※重度者が多い
待機者数 0人
💬 介護・福祉の視点

「常勤の介護職員が6人も退職している」という異常事態が、全ての元凶に見えます。
経験5年以上の職員が約3割しかおらず、現場は新人や経験の浅い職員ばかりで回していた可能性があります。その結果、「本来2人でする介助を1人で無理やり行う」という危険なケアが常態化し、高齢者の骨折やあざにつながったと考えられます。

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