| 処分年月日 | 2023/12/28 |
|---|---|
| 事業所名 | 一般社団法人ずいおう(多機能事業所もとみ・訪問介護いろは) |
| 法人名 | 一般社団法人ずいおう |
| 代表者 | 代表理事 芝原 賢 |
| 所在地 | 奈良県奈良市南京終町四丁目337番地1 |
| 処分の内容 | ●指定の取消し(複数事業所) |
| 処分理由 | 返還請求約1億2000万円。虚偽報告、改ざん、口裏合わせ等の悪質行為 |
処分理由の詳細
●事件の概要
奈良市は、同法人が運営する「グループホーム」「生活介護」「就労B型」「訪問介護」など複数の事業所に対し、一斉に指定取消処分を下しました。
不正請求の総額は約8,556万円、加算金を含めた返還請求額は約1億1,978万円にのぼります。
●悪質な隠蔽工作の手口
監査において、以下のような極めて悪質な隠蔽行為が認定されました。
1. 修正液での改ざん:日報やシフト表の印鑑欄を修正液で塗りつぶしてコピーし、提出した。
2. 架空の辞令書:実際には存在しない辞令書を作成し、辻褄を合わせようとした。
3. 口裏合わせの指示:元職員に対し、市の監査に合わせて嘘をつくようメールで依頼した。
4. 不正な指定更新:名前だけの管理者を用意し、実態がないまま指定更新を受けていた。
●主な違反内容
・人員基準違反:必要な職員(サビ管や職業指導員)が配置されていなかった。
・運営基準違反:個別支援計画が未作成のまま、長期間運営していた。
・不正請求:人員欠如減算や計画未作成減算をせず、満額で請求し続けていた。
施設データ・人員体制
| 入所定員 | 多機能型(生活介護・就労Bなど)を含む大規模運営 |
|---|---|
| 利用者数・規模 | 共同生活援助・訪問・通所など多岐にわたる |
| 総従業者数 | 詳細不明だが組織的な不正 |
| 看護職員数 | – |
| 介護職員数 | – |
| 前年度の退職者数 | – |
※公表情報および関連施設のデータより
💬 現役介護士から一言
返還額1億円超えは、全国的に見ても最大級の処分事例です。
『修正液での改ざん』や『口裏合わせメール』など、組織ぐるみで行政を欺こうとした意図が明白です。
この処分により、関連する訪問介護事業所(いろは)も連座制で取り消しとなりましたが、これだけの不正を行っていれば当然の報いと言えるでしょう。
ℹ️ 行政処分の意味について
指定の取り消し・指定の全部効力停止・指定の一部効力停止については
こちらで解説しています

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