【兵庫】ひめじほほえみ訪問看護に取消処分。勤務実態のない請求や「瞬間移動」的な記録が判明

🚨 行政処分:姫路市の訪問看護で「指定取消」。物理的に不可能な請求実態が発覚

姫路市は「ひめじほほえみ訪問看護ステーション」に対し、指定の取消処分を下しました。勤務実態のない職員による請求や、同一スタッフが同じ時間に複数の利用者を訪問したとする虚偽の記録など、組織的な不正請求が認定されました。

対象事業所 ひめじほほえみ訪問看護ステーション
📍 兵庫県姫路市栗山町149番地 (Googleマップ)
運営法人 株式会社アイ・ティー・スリー
代表取締役 前泉 絹代

行政処分データ表 (参照元:姫路市公表資料)

処分内容 指定の取消し(訪問看護・介護予防訪問看護)
取消年月日 令和6年9月1日(処分日:令和6年8月1日)
主な違反理由 介護給付費の不正請求
・勤務していない従業者がサービス提供したとする架空請求
・同日同時刻に複数の利用者へ訪問したとする重複請求
・移動時間を無視、または極端に短縮した不可能な連続訪問記録
徴収金(返還額) 3,142,410円(40%の加算金を含む)

処分の背景:「物理的な矛盾」を積み重ねた組織的偽装

今回の事案は、単なる記録のミスではなく、組織的に請求額を最大化しようとした極めて悪質なケースです。特に注目すべきは以下の3点です。

  • 幽霊職員による請求: 実際には働いていない人間の名前を使い、公金を搾取。
  • 分身の術: 1人のスタッフが同時に別の家で看護を行っているという、物理的にあり得ない記録を作成。
  • 瞬間移動: 移動時間を「ゼロ」にする、あるいは数秒で移動したことにするなど、監査を軽視した杜撰な捏造。

これらは、現場のスタッフが作成した記録を経営側が書き換えたか、あるいは最初から不正を前提とした指示があった可能性を強く示唆しています。姫路市はこれらを重く見、一発取消という最も重い判断を下しました。

⚠️ 不祥事が及ぼす「三者への致命的な影響」

1. 利用者への影響:安全性の欠如
「いつ、誰が来たか」という記録がデタラメである以上、適切な健康観察が行われていた保証がありません。医療行為を伴う訪問看護において、この無責任さは命に関わる重大なリスクです。
2. 現場スタッフへの影響:キャリアへの汚点
真面目に訪問していたスタッフであっても、事業所が取消処分を受ければ「不適切な施設にいた」というレッテルを貼られかねません。経営陣の不正は、現場で働くプロの誇りを汚すものです。
3. 地域社会・納税者への影響:公金の不当搾取
300万円を超える不正受給は、我々の保険料に対するテロ行為です。このような不正が横行すれば、制度そのものが維持できなくなります。
💬 現役介護士の視点:移動時間を「ゼロ」にする傲慢さ

訪問の仕事において、移動時間は貴重な「次の利用者さんへの切り替え」の時間でもあります。そこをゼロにする、あるいは無理やり短縮する記録は、現場の忙しさを知らない人間の机上の空論です。おそらく「件数を稼げ」という強い圧力が経営陣からあったのでしょう。

看護師が「分身」したり「瞬間移動」したりすることを前提にした記録が通ると思っていたのでしょうか。福祉や医療の看板を掲げる以上、まずは「誠実さ」という一丁目一番地からやり直してほしいものです。現在は事業を休止しているとのことですが、地域からの信頼回復は極めて困難でしょう。


※本記事は、過去に行政機関が公表した情報を整理・記録したものです。現在の運営状況や評価を示すものではありません。

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出典・参考資料

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