| 処分年月日 | 2025/03/31 |
|---|---|
| 事業所名 | ケアホームフォーシーズン |
| 法人名 | 医療法人貴和会 |
| 代表者 | 金城 都博 |
| 所在地 | 大阪府大阪市生野区中川五丁目4番2号 |
| 処分の内容 | ●指定の一部の効力の停止(新規受入停止6ヶ月) |
| 処分理由 | 人格尊重義務違反(虐待・ネグレクト・心理的虐待) |
処分理由の詳細
●虐待の「フルコース」認定
大阪市の調査により、以下の3種類の虐待が常態化していたことが認定されました。
1. 身体的虐待
利用者の身体に暴行を加える等の行為。
2. ネグレクト(介護放棄)
ナースコールを無視する、必要な介護を行わずに放置する等の行為。
3. 心理的虐待
利用者に対する著しい暴言、威圧的な態度、自尊心を傷つける言葉の暴力。
本来、在宅復帰を目指すためのリハビリ施設(老健)であるにもかかわらず、利用者の安全と尊厳が脅かされる状況が続いていました。
施設データ・人員体制(公表値)
| 入所定員 | 100名 |
|---|---|
| 総従業者数 | 42人 |
| 看護職員数 | 9人(常勤9・非常勤0) |
| 介護職員数 | 23人(常勤22・非常勤1) |
| 前年度の退職者数 | 4人(介護3・看護1) |
※介護サービス情報公表システム(大阪府)より引用
💬 現役介護士から一言
公表データを見て驚いたのは、看護師も介護職も『ほぼ全員が常勤(正社員)』という点です。
これだけ手厚い正社員体制がありながら、なぜ虐待が起きたのか。
通常、人手不足や入れ替わりの激しさが虐待の温床になりやすいですが、ここは『固定メンバーだからこそ、閉鎖的な人間関係や悪い慣習が煮詰まってしまった』可能性があります。
数字が良いからといって、中身が良いとは限らない…という怖い実例です。
【参考】「指定取消」と「効力停止」の違い
●指定取消
行政庁が与えた指定や許可を将来に向かって完全に失効させる処分です。
処分を受けた事業所は、その指定に基づく事業を継続できなくなります。
●指定の効力停止
指定の効力を一時的に停止させる処分です。
停止期間が終了すれば、指定は復活し事業を再開できます。
一般的に、指定取消は不正請求、法令違反、人員基準違反など、より重大な違反があった場合に下される重い処分であり、効力停止は比較的軽微な違反に対する処分、または改善の機会を与えるための一時的な措置として用いられます。

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