【宮城】万葉の里に半年間の停止処分。帯紐での身体拘束、殴打、さらに虚偽答弁も発覚

🚨 行政処分:宮城県の特養で「虐待」と「虚偽答弁」。新規受入停止・報酬9割に

宮城県は「特別養護老人ホーム 万葉の里」に対し、入所者への身体的虐待および監査時の虚偽答弁があったとして、指定の一部効力停止処分を下しました。帯紐を用いた不適切な身体拘束や頭部への殴打など、深刻な人権侵害が認定されています。

対象事業所 特別養護老人ホーム 万葉の里
📍 宮城県黒川郡大衡村大衡字大童7番地20 (Googleマップ)
運営法人 社会福祉法人 友徳会
👥 従業員情報(タップで展開)
総従業者数 72人
看護職員 常勤4人 / 非常勤1人
介護職員 常勤43人 / 非常勤11人
昨年度の退職者(介護) 計18人(非常勤15人)
経験5年以上の割合 55.6%
🏠 利用者情報(タップで展開)
入所定員 100人(県平均 65.0人)
平均年齢 / 男女比 86.2歳(男性22人 / 女性74人)
主な介護度 要介護4(46人) / 要介護5(19人)
平均入所日数 366日

行政処分データ表 (参照元:宮城県公式HP)

処分内容 指定の一部効力停止(6か月)
停止期間 令和2年4月10日 〜 令和2年10月9日
制限事項 新規受入停止 / 介護報酬請求上限9割
違反の事実 ・帯紐による不適切な身体拘束(ベッド柵へ結びつける等)
・職員による入所者への殴打
・監査における虚偽の答弁

処分の背景:レーダーチャートが示す「運営の綻び」

今回、特筆すべきは本事業所の「運営状況レーダーチャート」です。宮城県平均と比較して、ほぼ全ての項目で大幅に下回っています。

特に「事業運営・管理」「外部機関等との連携」「安全・衛生管理等」のスコアが著しく低く、施設が閉鎖的な環境に陥っていたことが推察されます。このような管理体制の欠如が、不適切な身体拘束や虐待を日常化させ、さらには「嘘をついて監査を逃れようとする」組織風土を生んだ可能性が高いと言えます。

⚠️ 不祥事が及ぼす「三者への致命的な影響」

1. 利用者への影響:安心が恐怖に変わる生活
帯紐でベッド柵に縛り付けられる、頭を叩かれる。定員100名の大きな施設で、逃げ場のない高齢者が受けた心身のダメージは計り知れません。「安全・衛生管理」スコアの低さが最悪の形で露呈しました。
2. 現場スタッフへの影響:良心の麻痺と組織の腐敗
昨年度、非常勤スタッフが15名も退職しています。現場の疲弊と入れ替わりの激しさが、虐待の芽を見逃す要因になったのかもしれません。虚偽答弁を命じられた、あるいは黙認した組織の中で、スタッフの誇りは失われます。
3. 地域社会・納税者への影響:巨大な信頼の損失
100人規模の特養は地域のインフラです。そこが「虐待と隠蔽の場」であった事実は、地域住民の老後への不安を増大させ、社会福祉法人への不信感を決定的なものにしました。
💬 現役介護士の視点:レーダーチャートの「形」は現場の「叫び」

このレーダーチャートの凹み方、現場の人間なら「あ、これ危ないな」と直感するレベルです。平均値に届かないどころか、底を這うような「管理体制」のスコア。これでは事故報告も適切に上がらず、研修も形骸化していたでしょう。

一番許せないのは「虚偽答弁」です。現場のミスを組織が隠そうとするのは、利用者さんよりも「保身」を優先した証拠。定員100名の看板を掲げるなら、まずはこのチャートを「円」に近づける誠実な経営からやり直してほしいと思います。


※本記事は、過去に行政機関が公表した情報を整理・記録したものです。現在の運営状況や評価を示すものではありません。

※用語解説はこちら

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