【岩手】ケアハウスぽらん、看護師未配置で2千万円不正請求。2年間にわたる虚偽申告が抜き打ち監査で発覚

🚨 行政処分:一関市のケアハウスで「看護師未配置」による不正請求が認定

一関市の「ケアハウスぽらん」において、常勤看護師がいないにもかかわらず「配置した」と虚偽の報告を行い、約2年間で約2,000万円の報酬を不正に受給していたことが判明しました。

対象事業所 ケアハウスぽらん
📍 岩手県一関市千厩町 (Googleマップで見る)
運営主体 記事参照

行政処分および施設運営データ表

項目 内容
処分内容 新規利用者の受入停止・報酬の制限
発表日 2025/07/01
不正請求額 約20,000,000円
(今後、協議の上で返還予定)
主な違反行為 常勤看護職員の未配置による減算逃れ・虚偽の申告
現場の状況 介護職員の退職者数が常勤だけでも5名(昨年度)と非常に高い離職率を記録

処分の背景:抜き打ち監査で露呈した「確信犯的」な虚偽申告

本件の特異な点は、事業所側から「常勤看護師を配置した」と能動的に連絡を行い、減算(報酬を減らす措置)を解除させていた点にあります。実際には配置されておらず、2022年6月から約2年間にわたって不当な利益を得続けていました。

一関地区広域行政組合による抜き打ち監査が行われなければ、この「見えない不正」はさらに長期間続いていた恐れがあります。

⚠️ 不祥事が及ぼす「三者への致命的な影響」

1. 施設(運営法人)への影響:巨額の返還金と経営の不透明化
2,000万円という返還金は、入居率が40%台と低迷している現在の経営状況において極めて重い負担です。さらに「抜き打ち監査でバレた」という事実は、行政からの信頼を完全に失い、今後の運営は厳重な監視下に置かれることになります。
2. 従業員(現場スタッフ)への影響:離職の連鎖とモラルの崩壊
昨年度だけで常勤介護職が5名も退職しているデータは、現場の疲弊を物語っています。看護師がいない不安を抱えたまま、経営層の虚偽に巻き込まれていたスタッフの心境は計り知れず、さらなる人材流出が懸念されます。
3. 利用者・家族への影響:安全性の欠如に対する「裏切り」
看護師の配置は、医療的ケアや体調変化の判断において重要な安心材料です。その配置を偽っていたことは、利用者とその家族の命に対する責任を軽視した「裏切り」に他なりません。
💬 現役介護士の視点:離職率が示す「現場の叫び」を無視するな

「看護師を配置した」と嘘をついてまで報酬を得ようとする姿勢の裏に、現場の介護職員を大切にしない体質が見え隠れします。職員の大量退職と不正請求は、決して無関係ではありません。

現場が求めているのは、小手先の報酬稼ぎではなく、安心してケアに集中できる「正しい人員配置」です。今回の処分を機に、まずは現場の声に耳を傾けるところからやり直してほしいと感じます。

※用語解説はこちら

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