🚨 行政処分:姫路市のデイサービスで「3ヶ月の全部停止」。人員基準違反と加算の不正取得
姫路市は「デイサービスセンター2ndPLACE車崎」に対し、指定の効力を全部停止(業務停止)とする処分を下しました。看護職員や機能訓練指導員の配置不足を隠して加算を請求したほか、介護福祉士の割合を偽ってサービス提供体制強化加算を受領するなど、組織的な不正請求が認定されました。
| 対象事業所 | デイサービスセンター2ndPLACE車崎 📍 兵庫県姫路市車崎一丁目2番9号 エバーグリーン今宿B棟121-122号室 (Googleマップ) |
|---|---|
| 運営法人 | 合同会社サクプレ 代表社員 橋詰 文雄 |
行政処分データ表 (参照元:姫路市公表資料)
| 処分内容 | 指定の全部の効力の停止(3か月間) |
|---|---|
| 停止期間 | 令和5年5月1日 〜 令和5年7月31日 |
| サービスの種類 | 地域密着型通所介護・第一号通所事業 |
| 主な違反理由 | ・人員基準欠如減算の未実施(看護職員の不足) ・個別機能訓練加算等の不正請求(指導員不在での算定) ・サービス提供体制強化加算の不正請求(介護福祉士割合の虚偽) ・上記不正に基づいた処遇改善加算の過大請求 |
| 返還金(徴収金) | 1,684,891円(40%の加算金を含む) |
処分の背景:人員不足を「隠蔽」に変えた経営判断の誤り
介護保険サービスにおいて、看護師や専門指導員の配置は「安全」と「質」を担保する最低限のルールです。本事業所では、これらの専門職が不足していた期間があったにもかかわらず、ルール通りの「減算」を行わず、あろうことか「加算」を上乗せして請求していました。
さらに、介護福祉士の割合が50%に満たない状況で「提供体制強化加算」を算定し続けた点は、意図的な資格情報の偽装とみなされても仕方のない内容です。これらの不正な土台の上に、スタッフの給与に充てるべき「処遇改善加算」まで上乗せしていたため、返還額は160万円を超える結果となりました。
⚠️ 不祥事が及ぼす「三者への致命的な影響」
「個別機能訓練」や「運動器機能向上」を期待して通っていた利用者にとって、専門職が不在のまま加算だけ取られていた事実は、期待への裏切りです。適切な機能維持の機会が奪われていました。
有資格者が足りない中での現場運営は、在籍しているスタッフに過度な負担を強います。さらに、不正請求が発覚し「全部停止」となれば、スタッフの雇用そのものが危機に瀕することになります。
人員不足による減算を逃れ、さらに架空の加算を上乗せする行為は、地域住民が納めた介護保険料の搾取です。3ヶ月の全部停止という重い処分は、行政の厳しい姿勢の表れと言えます。
現場で働いていると、看護師さんや理学療法士さんの確保がいかに大変か、身に染みて分かります。でも、だからといって「いないのに、いることにして請求する」のは、絶対にやってはいけない一線です。それは、利用者さんの安全を軽視しているのと同じだからです。
介護福祉士の割合を誤魔化すのも、一生懸命勉強して資格を取ったスタッフへの冒涜だと思います。全部停止の3ヶ月間で、利用者さんは他のデイサービスに移らざるを得なくなります。その責任の重さを、経営陣には痛感してほしいですね。
※本記事は、過去に行政機関が公表した情報を整理・記録したものです。現在の運営状況や評価を示すものではありません。
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出典・参考資料
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