【福島】福祉用具「メディカルサプライ」に指定取消。人員を偽った「不正手段による指定」の代償

🚨 行政処分:福島市の福祉用具事業所が「不正の手段による指定」で取消処分

福島市の「株式会社メディカルサプライ」において、新規指定申請時に勤務予定のない専門員を名簿に記載し、人員基準を満たしていると偽って不正に指定を受けたことが判明しました。これを受け、福島市は指定の取消を決定しました。

対象事業所 株式会社メディカルサプライ
📍 福島県福島市御山字松川原 1 番地の 22 (Googleマップで見る)
運営法人 株式会社メディカルサプライ
代表取締役 柳沢 充孝

行政処分および施設運営データ表

項目 内容
処分内容 指定取消(2020年1月1日付)
対象サービス 福祉用具貸与、特定福祉用具販売(介護予防含む)
主な違反行為 不正の手段による指定(新規申請時の人員虚偽記載)
経済上の措置 指定時からの全給付費の返還 + 直近2年分の返還額に対し40%の加算金徴収

処分の背景:入り口から間違っていた「不正な指定取得」の悪質性

本件の深刻さは、日々の運営上のミスではなく、「介護保険事業に参入するための申請そのものが嘘であった」という点にあります。常勤専従で勤務する予定のない者を名前だけ貸し出させ、あたかも人員基準を満たしているかのように装って行政を欺きました。

このような行為は、制度の根幹である「信頼」を真っ向から踏みにじるものであり、行政側も指定時から遡って全ての給付費の返還を求めるという、極めて厳しい経済上の措置を下しています。

⚠️ 不祥事が及ぼす「三者への致命的な影響」

1. 施設(運営法人)への影響:事業の全否定と巨額の返還負債
指定取消により、法人の存在意義そのものが否定されました。指定時から現在までの給付費すべてが「返還対象」となるため、経営へのダメージは計り知れず、代表者は欠格事由に該当し業界から追放されます。
2. 従業員(現場スタッフ)への影響:自身のキャリアの汚点化
嘘の申請で始まった事業所で働いていたという事実は、真面目に勤務していたスタッフにとっても大きな心の傷となります。資格を持った専門職にとって、法人の不正は自身のプロ意識をも傷つける深刻な事態です。
3. 利用者・家族への影響:契約の無効化と他社への急な移管
利用していた用具のレンタル契約が突如として「不正なもの」となり、他社への契約切り替えを余儀なくされます。高齢者にとって環境の変化や契約のやり直しは大きな心理的負担となります。
💬 現役介護士の視点:「名義を借りればいい」という安易な発想の末路

福祉用具専門相談員の配置は、利用者さんの安全な生活を支えるための必須条件です。それを「書類上だけ合わせればいい」と考える経営姿勢には、利用者さんへの敬意が微塵も感じられません。

真面目に人員を確保し、研修を重ねて運営している多くの事業所にとって、このような不正は業界全体のイメージを落とす許しがたい行為です。指定時からの全額返還という厳しい処分は、当然の結果と言えます。

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