| 処分決定日 | 2025年3月15日(指定取消は3月31日) |
|---|---|
| 対象事業者 | デイカフェここから |
| 法人名 | 株式会社福里商会 |
| 代表者 | 代表取締役 福里 亮我 |
| 所在地 | 鹿児島市南林寺町17番39号 ゼブラビル1階102 |
| 処分内容 | ●指定取消 |
| 概要 | 1年4ヶ月もの間、必置義務のある看護職員を配置せず運営。人員欠如減算を行わず、さらに処遇改善加算など多数の加算を不正に請求していた。 |
事件の経緯・詳細
鹿児島市は、介護保険法に基づき、株式会社福里商会が運営する「デイカフェここから」の指定取消処分を行いました。
1. 看護職員が1年以上不在
通所介護(デイサービス)には、利用者の健康管理を行うため看護職員の配置が義務付けられていますが、同事業所は令和5年7月から令和6年11月までの約1年4ヶ月間、看護職員を1人以上配置していませんでした。
利用者のバイタルチェックや急変時の対応をおろそかにしたまま運営を続けていたことになります。
2. 加算の不正請求と「盗っ人猛々しい」手口
人員基準違反に加え、以下の不正請求が明らかになりました。
- 減算逃れ:本来であれば人員不足による「30%減算(人員欠如減算)」をすべきところ、満額を請求し続けました。
- 架空の加算請求:要件を満たしていないにもかかわらず、「個別機能訓練加算」「サービス提供体制強化加算」「運動器機能向上加算」などを不正に請求していました。
- 職員給与のピンハネ疑惑:職員の賃金アップに使われるべき「介護職員処遇改善加算」なども、要件を満たさずに請求していました。
不正請求額:約688万円(加算金を含めた返還請求総額は9,262,995円)
💬 現役介護士からの視点
「デイカフェ」というオシャレな名前ですが、中身は看護師不在の危険な状態でした。利用者の安全を守る看護師を置かず、さらに職員の給料を上げるための加算まで不正に取っていたとなれば、経営者の倫理観は完全に欠如しています。
約1,000万円近い返還金は、小さなデイサービスにとっては致命的な金額です。まさに「身から出た錆」と言えるでしょう。

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