【福岡市早良区】「うめはな訪問介護」夜間等の不正請求で3ヶ月の全部停止

🚨 行政処分:【福岡市早良区】夜間等の不正請求により訪問介護事業所が全部停止

「うめはな訪問介護」にて、実態のないサービスに対する介護報酬の不正受領が発覚しました。
声掛けのみで夜間早朝加算を請求する悪質な手口に対し、市は3ヶ月の全部停止処分を下しました。

通知日 2024年12月25日(処分通知日)
対象事業所 うめはな訪問介護
運営法人 株式会社次元ケア
代表者 代表取締役 梶原 大輔
所在地 福岡市早良区田村六丁目7番10号
処分内容 指定の効力全部停止(3ヶ月間)
返還請求額 2,768,553円(加算金含む)

不正受給の事実関係と背景データ

福岡市は、株式会社次元ケアが運営する「うめはな訪問介護」に対し、介護保険法に基づく指定の効力全部停止処分を行いました。

1. 夜間・早朝加算を狙った不正請求

当該事業所は、併設する住宅型有料老人ホームの入居者3名に対し、令和5年10月から令和6年7月の間、不適切な請求を繰り返していました。具体的には、20分未満の夜間早朝サービスとして請求しながら、実際には「声掛け程度」の短時間の対応しか行っていませんでした。

2. 返還命令と全部停止処分

市はこの行為を介護報酬の不正受領と断定し、加算金を含む約276万円の返還を命じました。また、令和7年3月より3ヶ月間、事業所としての全ての指定効力を停止する極めて厳しい処分を決定しました。

施設運営・従業者データ(公表情報より)

項目 詳細データ
総従業者数 15人
訪問介護員数(常勤/非常勤) 常勤 9人 / 非常勤 6人
昨年度の退職者数 6人(常勤 4人 / 非常勤 2人)
経験10年以上の介護職員割合 40.0%
利用者総数 48人(都道府県平均:35.0人)
要介護度別構成 要介護4・5が計17人(全体の約35%)
💬 現役介護士からの視点

今回の問題は、サービスを提供したフリをして、割高な深夜早朝料金を国や利用者から騙し取っていたという、プロとしてあってはならない裏切り行為です。

これを一般社会のサービスに例えると、『深夜、ホテルに宿泊しているお客様のドアをコンコンと叩いて「起きてますか?」と聞いただけなのに、「深夜特急サービス(20分)を完了しました」と嘘の報告をして、高額な深夜料金を宿泊費に上乗せして請求し続けていた』というような状態です。

データを見ると、この事業所は全スタッフ15名のうち1年で6名(約40%)が退職しており、現場の入れ替わりが非常に激しいことがわかります。重度(要介護4・5)の利用者が17名もいる中で、スタッフの定着率が低いと、一人ひとりのケアを丁寧に見直す余裕がなくなり、「請求ありき」の不誠実な体制が蔓延しやすくなります。このような組織的な不正は、誠実に夜勤をこなす多くの介護士たちの顔に泥を塗る行為であり、決して許されるものではありません。

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