🚨 社会福祉法人で「幽霊職員」
福岡県筑紫野市で、社会福祉法人が運営するグループホームが行政処分を受けました。
計画作成担当者(ケアマネ業務)として届け出ていた職員が、実際には勤務していない「架空配置」だったことが発覚。不正受給額は約716万円にのぼります。
| 処分決定日 | 2025年11月21日(処分決定) |
|---|---|
| 対象事業者 | グループホームたんたん (認知症対応型共同生活介護) |
| 法人名 | 社会福祉法人みらい |
| 代表者 | 理事長 森岡 修 |
| 所在地 | 福岡県筑紫野市大字美咲1023番地2 |
| 処分内容 | ●指定の一部効力停止3か月 (2025年12月〜2月:請求上限7割) ●返還請求:約716万円 |
| 概要 | 計画作成担当者として届け出ていた職員が、実際には勤務していなかった(幽霊職員)。人員基準違反のまま減算せずに請求し、約716万円を不正受給した。 |
事件の経緯・詳細
福岡県筑紫野市で、信頼されるべき「社会福祉法人」が運営するグループホームに行政処分が下されました。
1. 「幽霊職員」で不正請求
グループホームの運営に不可欠な「計画作成担当者(入居者のケアプランを作る責任者)」として届け出ていた職員が、実際には勤務実態がなかったことが発覚しました。
名前だけの「幽霊職員」を配置して人員基準を満たしているように装い、本来行うべき減算(報酬カット)をせずに満額を請求し続けていました。
2. 厳しいペナルティ(3ヶ月の売上3割カット)
市は同事業所に対し、2025年12月から2026年2月までの3ヶ月間、「介護報酬の請求上限を7割とする」(=売上が強制的に30%ダウンする)という重い処分を科しました。
さらに、過去の不正受給分として、40%の加算金を含めた7,161,578円の返還を命じています。
施設データ(公表時点)
処分時点での施設情報は以下の通りです。看護師が0人であり、医療的ケアの体制には限界がある小規模な施設です。
| 従業者情報 | |
|---|---|
| 総従業者数 | 16人 |
| 計画作成担当者 | 常勤2人 ※このうち1名などが架空だった可能性があります |
| 看護師数 | 0人 |
| 経験5年以上の割合 | 53.8% |
| 利用者情報 | |
| 利用定員 | 18人(2ユニット) |
| 入居率 | 93%(女性17人 / 男性0人) |
| 平均年齢 | 88歳 |
| 要介護度内訳 | 要介護1:9人 / 要介護2:4人 要介護3:4人 |
| 昨年度退所者数 | 8人 |
出典:介護事業所・生活関連情報検索(2025/11/18時点)
💬 現役介護士からの視点
『社会福祉法人だから安心』なんて神話はもうありません。
計画作成担当者がいないということは、入居者一人ひとりに合わせたケアプランが適切に作られていなかった(あるいは誰かが適当に代筆していた)可能性があります。現場の介護職員も、いないはずの上司の名前がシフト表にあるのを見て、どんな気持ちで働いていたのでしょうか。
700万円の返還は、現場スタッフのボーナスが吹き飛ぶレベルの損失です。

コメント