【石川】介護医療院悠悠が6か月の一部停止。ケアマネ不在と書類偽造で3600万円不正請求

🚨 行政処分:石川県志賀町の介護医療院で3,600万円超の不正受給が判明

ケアマネジャーの未配置を隠し、監査で虚偽の書類や答弁を行っていた「介護医療院悠悠」に対する行政処分の詳細を整理します。

対象事業所 介護医療院悠悠
運営法人 医療法人平成会(長野県長野市)
代表者 理事長 石田 任之
所在地 石川県羽咋郡志賀町富来領家町ハの30番地

行政処分および不正請求のデータ表

項目 内容
処分内容 指定の一部効力停止 6か月(新規受入停止・報酬3割減額)
処分期間 令和5年10月1日 〜 令和6年3月31日
不正受領額 36,326,610円(返還命令の対象)
主な違反行為 人員基準違反(ケアマネ未配置)、不正請求、虚偽書類の提出、虚偽の答弁

処分の背景:隠蔽された人員基準違反と虚偽の報告

石川県の監査によると、当該施設では法令で義務付けられている「専ら職務に従事する介護支援専門員」が配置されていませんでした。しかし、施設側はこれを隠して満額の報酬を請求し、さらに監査の場において以下のような隠蔽工作を行っていました。

  • 書類偽造:勤務実態のない者が勤務していたように見せかける虚偽の勤務表等を提出。
  • 虚偽答弁:監査の質問に対し、事実と異なる虚偽の回答を実施。
  • 加算の不当取得:人員不足時には算定できない加算(サービス提供体制強化加算など計5つ)を不正に受領。

⚠️ 不祥事が及ぼす「三者への致命的な影響」

今回のケアマネ不在および書類偽造という不正は、現場に以下の深刻なダメージを与えています。

1. 施設(運営法人)への影響:組織的隠蔽による信頼の完全失墜
3,600万円超の返還に加え、監査での「虚偽答弁」と「書類偽造」が認定されたことは致命的です。単なるミスではなく、意図的に行政を欺いた罪は重く、地域社会や医療機関からの信頼はゼロになりました。半年間の新規受入停止は経営の根幹を揺るがします。
2. 従業員(現場スタッフ)への影響:倫理観の崩壊と不正への加担
「勤務実態のない者を勤務していたように見せかける」という書類作成を強いられた、あるいは目撃していた職員の精神的苦痛は計り知れません。正しい介護を志す職員ほど絶望し、離職を加速させます。不祥事施設のレッテルは、真面目に働く職員のキャリアにも傷をつけます。
3. 利用者・家族への影響:放置された「適切なケアの権利」
介護医療院において、医療と介護を繋ぐケアマネジャーが不在だった事実は、利用者一人ひとりの状態に合わせたケアプランが「機能していなかった」ことを意味します。3,600万円という公金が、不適切なケアの対価として吸い取られていたことは、利用者に対する重大な裏切りです。
💬 現役介護士の視点:制度の信頼を壊す「嘘」

今回の事案で最も悪質なのは、3,600万円という金額もさることながら、行政の監査に対して組織的に「嘘」を重ねた点です。これは現場で働く職員に犯罪行為を強いているに等しく、福祉・医療に関わる資格者としてあってはならない行為です。志賀町という地域医療を支えるべき施設がこのような事態に陥ったことは、地域全体の損失と言えます。

※用語の意味が分からない方は用語解説ページをご覧ください。

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