【千葉・船橋】ショートステイ「シンシア」入浴568回カットの虐待

🚨 入浴568回カットの虐待(ネグレクト)

千葉県船橋市のショートステイ「シンシア船橋」にて、人手不足を背景とした深刻なネグレクトが発覚しました。
職員の大量離職により入浴介助が困難な状況下で、利益を優先し満床での受入を継続したことが人格尊重義務違反と認定されています。

処分発表日 2025年10月8日(処分発表)
対象事業者 シンシア船橋(ショートステイ)
(運営:株式会社グローバル総合研究所)
所在地 千葉県船橋市小室町3060-1
違反内容 入浴不足計568回
(人格尊重義務違反・虐待)
処分内容 新規受入停止(3ヶ月間)
報酬支払額の制限(3割減額)
概要 深刻な人手不足により、法令で定められた『週2回以上の入浴』を計568回分怠った。現場が回らない状況下で満床の受け入れを続けたことが、人格尊重義務違反(ネグレクト)と判断された。

事件の経緯・詳細

千葉県船橋市のショートステイ「シンシア船橋」に対し、市は指定の一部効力停止処分を下しました。
この処分は、利用者の生活の質を著しく損なう「入浴の未実施」が長期間、大規模に行われていたことを重く見たものです。

1. 8ヶ月間で「568回」の入浴不足

ショートステイでは、利用者の清潔を保つため「週に2回以上」の入浴を提供することが義務付けられています。
しかし同施設では、令和5年末から令和6年にかけての計8ヶ月間、延べ152人(実人数47人)に対して必要な入浴が行われていませんでした。

2. 現場崩壊の中での「満床経営」

入浴が提供できなかった背景には、職員の相次ぐ退職がありました。しかし、事業所はサービスが提供できない状態を認識しながら、利用者を定員いっぱいまで受け入れ続けました。
この「ケアの質よりも利益を優先した体制」が、介護保険法における『人格尊重義務違反』に該当すると認定されました。

3. 厳しい減収処分

船橋市は、令和7年11月1日から3ヶ月間、新たな利用者の受け入れを禁止するとともに、期間中の介護報酬を3割カットする処分を決定しました。

公表データに見る「現場崩壊」の実態

処分に先立ち公表されたデータからは、職員が大量に辞めていく異常な実態が読み取れます。この数字が「お風呂に入れたくても入れられない」現場の悲鳴を裏付けています。

職員の退職状況(公表資料より)
看護職員の退職者数 6人(常勤3/非常勤3)
介護職員の退職者数 8人(常勤5/非常勤3)
合計退職者数 計 14人
💬 現役介護士からの視点

今回の問題は、お風呂に入れないほどの深刻な人手不足を抱えながら、無理に利用者を受け入れ続けたことで起きました。

これを私たちの生活に例えると、「蛇口から水は出るのに、手伝ってくれる人がいないために、一週間以上も髪や体を洗わせてもらえない」という、とても不自然な状況です。

お風呂に入れない状態が続くと、利用者は病気にかかりやすくなるだけでなく、「自分は大切にされていない」という悲しい気持ちになってしまいます。また、現場で働くスタッフにとっても、目の前の人を助けたいのに物理的に手が足りないという、心身ともに追い詰められる環境になってしまいます。

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