【北海道・旭川】「グループホーム太陽と緑」チェーンロック等の身体的虐待で行政処分

🚨 旭川市:チェーンロック等の不適切な拘束による身体的虐待

旭川市のグループホーム「太陽と緑」にて、チェーンロックやミトンを使用した重大な身体的虐待が発覚しました。
「緊急やむを得ない場合」に該当しない不適切な拘束により、半年間の行政処分が下されています。

処分日 2023年5月16日(処分決定)
対象事業者 グループホーム太陽と緑
(運営:有限会社健昭会 / 代表取締役:代表取締役 武田 昭宏)
所在地 北海道旭川市旭神町19番地36
違反内容 身体的虐待(人格尊重義務違反)
処分内容 新規受入停止(6ヶ月間)
介護報酬の1割減額
期間:2023年6月1日〜2023年11月30日まで
処分の理由 ミトンの着用、ベルトによる固定、居室ドアのチェーンロック施錠など、緊急やむを得ないとは認められない不適切な身体的拘束を行い、身体的虐待と認定された。

身体的虐待(身体的拘束)の事実詳細

旭川市は、有限会社健昭会が運営する「グループホーム太陽と緑」に対し、重大な人格尊重義務違反(身体的虐待)があったとして行政処分を行いました。

1. ミトンやベルトを用いた身体的拘束

夜間、利用者のオムツいじり等を防止するため、ミトンを着用させたり、介護用ではないベルトのバックルを背中側に回してきつく締めたりする行為が複数回確認されました。

2. チェーンロックによる居室への閉じ込め

利用者が他の入居者とトラブルになりそうになった際、あるいは頻繁に居室から出てくる際、自転車用のチェーンロックをドアの外側から取り付けて施錠し、利用者を閉じ込める行為が行われていました。

3. 身体的虐待としての認定

これらの行為はいずれも「緊急やむを得ない場合」の要件を満たしておらず、市は重大な身体的虐待であると判断しました。これにより、6ヶ月間の新規受入停止と報酬の1割減額処分が下されました。

💬 現役介護士からの視点

今回の問題は、利用者の安全を守るためではなく、スタッフ側の「管理のしやすさ」や「手間を省くこと」を優先して、相手の自由を道具で奪ってしまった点にあります。

これを一般社会のサービスに例えると、『ホテルの従業員が、夜中に部屋の外に出てくるお客さんの対応が面倒だからといって、ドアの外から自転車の鍵でロックして閉じ込める』というような、サービス業としてあってはならない極めて不自然な状態です。

本来、介護現場では「なぜその行動が起きるのか」を考え、環境を整えることがプロの仕事です。しかし、安易にチェーンロックやベルトといった道具に頼ることは、利用者の尊厳を傷つけるだけでなく、現場スタッフが「工夫してケアをする」という専門性を放棄することにも繋がってしまいます。

※本記事は、過去に行政機関が公表した情報を整理・記録したものです。
現在の運営状況や評価を示すものではありません。

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